メコンの木霊(日記)

1992年初めてラオスに行った。雨季の真っ最中だったため、はじめて覚えたラオス語は「こんにちわ」でも「ありがとう」でもなく「雨」フォンだった。ジャングルの中を走る小道を幌をかけたトラックの荷台で揺られながら、激しい勢いで降り注ぐスコールを見続けた。そして突然あがり、熱帯の強い日差しが雲の合間から降ってくる激しい天候。強烈な雨の記憶。今、じめじめと梅雨になった東京で雨を想う。

香り

 我が家は今、どくだみの香りにつつまれている。写真は満開のどくだみの花。そしてその香りはとても落ち着く。ラオスではじめてジャスミンの香りをかいだ時驚いた。清楚なすがすがしい香りなのだ。香水やアロマオイルでしか知らなかったジャスミンはこってりした装飾的な香りであまり好きではなかった。しかしジャスミンの花そのものの香りはアロマなどのものとは似て非なるものだった。科学的にもいろいろ研究が進んでいるとはいえ、自然物の香りをそのまま抽出することはむずかしいのだろうな。Img_20190601_090443 

ラオスで楽しいことのひとつに、「ものがないのにやってしまう」というのがある。たとえば以前、劇団ツアー移動中の真夜中、水牛の群れと車が衝突、車がほぼ大破した時、劇団メンバーはたったひとつのヘットランプのあかりをたよりに針金ハンガーだけで車を直したことがある。電線のないところに未知の場所から電気をひいてきて照明をつけたり、楽器がないのに鍋や木の実をつかって音楽をつくったり。ほんとにないからしかたなく工夫している。とも言える。しかし、それを目の当たりにすると、人間がもともともっている能力にたいして力がわいてくるのだ。彼らのパフォーマンスに関してもそのことは限りなく言えるが、先にあげた例は専門職の話ではなく、日常に起きた出来事の中で工夫していい感じで乗り切っていく力のことだ。ものがあふれている世界で暮らしている自分はそんな力が摩耗していて劇団メンバーにいつもバカにされるが、そんな出来事に出会うたびに生きていてよかったと思うのだった。

森で眠る。

 ラオスのジャングル村で眠っている夢を見た。そういえばずいぶん長い間、森で眠っていない。Img_1795 村が寝静まる頃、森は人間とは別の世界が目を覚ます。 呼びかわすサルたち、切り裂くような不穏な鳥の声、木々のざわめき。森の音を聞きながら眠るのがとても好きだ。すごくこわいんだけど、なぜか深い眠りに落ちてしまう。または夜明け前に起きて、闇が明けてゆくのをみつめるのも好きだ。あ~モーレツに森で眠りたい!!

大道芸

やっと暖かくなった気持ち良い晴れの日、ひさしぶりに大道芸。どうも苦手な大道芸だが、楽しかったなあ。

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たけのこ

 毎年、友人から新鮮なタケノコが届く。今年はラオス料理ゲーンノーマイ(タケノコスープ)に挑戦。見た目は悪いがすごくうまかったよお!!この料理はマジ新鮮なタケノコでないと成立しない。Img_20190428_070905-2

以前、タケノコがあまり好きではなかった。ところがラオスに通うようになって大好物になる。新鮮なたけのこはうまいのだ!!そしてラオスの竹との暮らしにも目を見張る。数年前までラオスの家は竹を開いて編んだもので成り立っていた。暑い国では、この作り方、涼しく、清潔で、良くしなるのであたりもやわらかく見た目の貧乏臭さとは裏腹に快適だった。しかも大工ではなく、家族で裏山から竹をとってきて自分たちで編んで作っていた。ラオスには様々な種類の竹が存在し、それぞれが大変美しい竹藪(竹ジャングル?)を作る。ラオス舞踊を習った時、先生は言った「花ではなく、竹のように美しく!!」これは私のパフォーマンスの座石の銘。

ラオス正月

Pimai  ライブでエネルギーを使い果たした翌日、早朝より某NGOのラオス正月パーティーで120人分のラオス料理をつくる。4~5月ラオスは連日40度超え、一年で一番暑い。そんな中人々はお互いに水を掛け合ってお正月を祝う。写真はラオ族民族衣装のお嬢様達、多民族国家ラオスでは、それぞれの民族に美しい民族衣装がある。

散らぬ桜

 2週間前に同じ場所で友人と花見をした。今年、桜はまだ散っていない。開花した時、あんなにみんな大騒ぎをしたのに、風雨にさらされ、色あせてそれでも張り付いている桜にだれも目もくれない。他人事ではないよ。哀しい・・唯一、野鳥たちは、低い気温の中持ちこたえている桜を祝福している。Img_20190411_115948-2_1

BAMBOO TALK

Img_4639  最近たいへん気になっているパフォーマンスがある。それはラオスのヒップホップチーム「FUN LAO]が演じているBAMBOO TALKというダンス作品。彼らの身近にある美しい竹たちと徹底的にコミュニケーションして踊る。アメリカで生まれたヒップホップというスタイルに縛られることもなく、かといって獲得したテクニックを手放すわけでもない。ラム・スィーパンドーンという独特のラオス音楽で楽しそうに竹傘で踊っている彼ら。自分の「場」が持つ力とともにパフォーマンスをすること。それがいつでも願いだが、そんなに簡単ではないのだ。

サーカス

桜満開の日、ムンドノーボポコ舞踊団の一員として、「森と劇場のサーカスフェスタ」に参加。ひさしぶりで走り回ってイベントをする。けっこう忙しくてメインである満開の桜の下をゆくポコ舞踊団音楽パレードの写真は取り損ねる。ところで、先月末からブログの形式が突然変わり、全然対応できていないワタクシ。システムが変わるたびに大混乱する新年度。

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