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国境

 現在、友人の虫明氏がラオス音楽の団員の一員として、ラオス、カンボジア国境で、両国友好芸能祭りのような催しに参加している話を詳しく聞いた。2009~2010にかけてオブジェクトシアターのメンバーとともに、私もラオス中を旅公演し、五つの国と国境を接しているラオスの中で、さまざまな国境に行った。同じ大陸の上の線などひかれていない境目であるが、他とは異なる独特の空気が漂う。いちばん顕著なのは、双方国境警備隊が実弾をもって警備していることだ。しかし、現時点でそんなに国境紛争に発展しそうもない地域では、もともとのんびりした南の国の兵隊さんたちは、ぴりぴりしているわけではない。それよりも芸能者として感じるのは、そこで文化がすこしだけ屈折する感触だ。具体的には、麺の味付けが変わる。とか、女性のスカートのはき方がちょっと違うとか、そんなところからはじまる。わざわざ国境をこえて、そば食って帰ってくることがよくあるが、なぜだか創作意欲が揺さぶられる。気のせい?なのかもしれないけど、芸能には気のせいが大切さ。

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