フラダンスの重心
踊ることが好き。どんな踊りでも好き。機会があれば、さまざまな踊りに挑戦してみる。踊りに限らず、西洋の芸能と東洋の芸能では、顕著に重心の取り方が違う。西洋では、常に高くとることで、東洋では逆に低くとることで自由を獲得する。
フラダンスをやってみた。重心がそのどちらでもない。西洋の取り方では、あの微妙な腰揺れができない。かといって低いわけでもなく、上半身は天にむかってスックと伸びている。スポーツクラブなどでは、比較的年配者に人気のフラだが、実際まじめにちゃんとやってみると奥が深く、難しい。フラもある種、祈りや儀礼の踊りとして始まった。芸能は、だいたいそうだが、大いなるものに向かって捧げる芸能は、見た目より奥が深く、難しいことが多い。
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