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野生動物

ラオスの特に地方で仕事をすると、自分が野生を失っていることを痛感する。それは技術ということだけではなく、考え方という意味でもである。

日本で絶滅してしまったオオカミを復活させようというプロジェクトがある。これはオオカミがかわいいという理由ではない。食物連鎖の上位にいるオオカミを復活させることによって、バランスを崩している日本の自然を戻していこうというものだ。つまりオオカミが増えすぎてしまって木の芽を食べつくし、山をはげ山にしてしまうシカやサルをコントロールする力を持っているということだ。すると当然、オオカミは、あぶなくない動物ですか?という懸念がでてくる。基本的に、くまもオオカミも、不必要に人を襲ったりしない。プロジェクトを進めている方々は、あぶなくないオオカミを広く広報することに努力なさっている。それはしかたないことである。しかし、思うのだ。野生のオオカミは法律などわからないし、警察におこられることもこわくないわけだし、絶対あぶなくないか?といわれてもね。野生はいつでも危険と背中合わせの中でバランスが保たれている。人間の都合だけでは、閉塞していくだけだと思うのだ。

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