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2012年7月

チェオボンツアー開始

 トー来日後の3日間、あわただしい準備に追われる。そもそも即興いのちのチェオボンは、ひさしぶりで会って稽古をしても、二人がバラバラで息が合わない。昨日あたりからやっと呼吸が合い始める。

本日より、本番開始。

東京にいる間、忙しい中でいい加減に作った私の手料理を食べているトー。いきなり腹をこわす。ラオスにいった日本人が、地元の料理を食って腹を壊すのはおなじみだが、その逆もあるわけだ。特にアブナイ私の手料理。

チェオボン購買部

トー一家が総出でつくっているイチジクの実でできた指人形「トコトコ」

お知らせコーナーにもアップしておきますが、公演にお越しの際はおみやげにぜひどうぞ!!なにしろオリジナルです。¥500なり。

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チェオボン購買部

チェオボン日本公演中
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トーさんオリジナル。いちじくの実でつくった指人形「トコトコ」¥500

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寝苦しい夜

 昨夜は、さすがに暑くて寝苦しかった。ラオスではどうか考えてみた。首都ヴィエンチャンは、さすがに夜になっても気温が下がらないことがある。寝苦しい夜は、けっこう多い。しかし、不思議に思うのが、一番暑い時間に昼寝をするが、ちゃんと寝てしまうこと。

チェオボンのリハーサル中、昼ごはんのあと、スタジオの中にどういうわけかつってあるハンモックで昼寝をするのが大好き。30度なんて軽く超えているはずだが、ハンモックでゆらゆらゆれていると、必ず寝る。もう一つハンモック効果。ハンモックは、無圧ふとんより、さらに無圧なので、疲れた筋肉がゆれているうちにどんどん緩む。今、まさに日本でもハンモックで眠りたい。

廃品

 トーの来日まであと10日、私は準備で忙しいが、当のトーは夏休みを利用して、ラオスにいる10代の劇団練習生の訓練に余念がない。

facebookに載っているトーのワークショップ写真を見てため息をつく。Img_9030
ラオスのオブジェクトシアターは原則として廃品を拾うところから始まる。落ちているものに命を感じ、イマジネーションが広がってゆくことから始まるのだ。しかし、ラオスで落ちているものや廃品は、美しく朽ちた木の根だったりするし、日用雑貨の廃品も、シンプルでイマジネーションを刺激してくれるものが多い。

この写真は、普通のジョーロをかぶっているだけ。アルマイト製。プラスティックじゃ、命が湧いてこない。日本でワークショップをするにあたり、頭が痛い。こんなにモノがあふれていて、廃品だらけなのに、トーも私もなかなか心が揺れてこない。何cmのものをいくつ用意すればいいですか?という質問を良くもらうが、規格品には、全然心が動かない私たち・・昨日、悩んだ挙句に材料屋さんにゆき、手作りぬいぐるみや、木目込み人形の材料まで、切ってある規格品を図のとおりつくるものばかり氾濫していて、めまいがしてきた。

命の重み

Img_2294 ふたりは、わたしがとうちゃん、かあちゃんと呼んでいる夫婦である。とうちゃんは、70代、かあちゃんは60代だが、二人とも正確な生年月日を知らない。

帰国直前に大気の関係でなかなか通じない衛星電話に電話すると、たまたま通じた。「生き残っている私たちの娘よ。もし、私たちが死んでしまっても、ちゃんと生きなさい。」と言った。

彼らには、本当の子どもが16人あった。今、生き残っているのは7人プラスなんちゃって娘の私。彼らと話をすると今でも死んだ子どもひとりひとりを背負って生きていることがわかる。9人も死んだのに、ひとりひとりが彼らの中で生きているのだ。数ではない。彼らの子どもたちとわたしは仲が良い。普段、30代の7人のこどもは、みんないいかげんにしろよ・・というほどノー天気だ。しかしときどき、彼らが兄や姉を、自分が看取ってしまった妹を背負って生きていることを知ることがある。彼らの中には「生き残った自分」という思いが常にある。明日、死ぬかもしれないけど、今日の命は重い。という気持ちがあたりまえのように伝わってくることがある。

さよならスタジオ

 本日帰国の途につく。毎日通ったスタジオを掃除する。この先も、ラオスでの芸能活動を続けたいが、今後、ラオスに来るプランが全くなく、今度、いつごろになってしまうのか読めないのだ。

現在、もちごめスタジオの周りは、トーのおとうさんが、楽しんで自分の庭を作っているので、なんだか不思議な空間になっている。Img_2302 また、現在劇団「もちごめ」には、10代の若い研究生がいるので、彼らがいつも掃除をして、きれいにしてくれている。トーの芸能活動がつぶれそうになった一昨年の2月とはずいぶん環境が変わった。トーの躍進は目を見張るものがあるが、彼はますますストイックに上演するようになった。なんだか日本で日々の生活に追われ続けて流れてゆく自分を、振り返ってしまった今回のラオス。

昼ごはんと軽く言っても

 リハーサルの合間に昼ごはん。トーが「トリ食べようよ。」というので、軽くOKする。トー裏庭を走り回って、ニワトリを捕まえる。そう、料理はそこから始めなければならないのだ。Img_2315 フランスでやたらワインをのんだのか、本人いわく、シンガポールで苦労したのか知らないが、日本公演を前に、太って、ふけて、すっかりおっさん化したトーが、トリを潰しています。
 様々な事情をかんがみ、えぐい写真はパスして、最後の段階。まな板の上にいらっしゃる方が昼ごはんになってくださいました。

私はせいぜい、羽をむしる程度の手伝いで勘弁してもらう。庭にある各種ハーブと唐辛子をいっしょに煮込み、良く走り回っていたニワトリ氏は、たいへん美味だった。しかし、お昼すぐに料理を始めて、食べ終わったのは、三時だった。

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