明恵さんにもどる。
若い時からずっと西行さんと明恵さんが好きだった。1000年まえのことだし、古文はムズカシイので、何が好きなのかよくわからない。
半年も前からチェオボンツアーで頭がいっぱいだった。ツアーをするには、たくさんの方の助けも必要だ。ツアーがはじまると目の前の仕事を「うまくする。」ことで必死になった。お世話になった方たちに喜んでいただきたいとか、良かったと思ってもらって、また仕事もらいたいとか・・終了後、なんだか混乱していた。なんだかへんだぞ?・・と。向かうのは、そこではないはずだ。では、どこでしょう?そんなに簡単にわかってたまるか・・
一ヶ月経って、少しづつ思い出す。1000年前に森に入り、自然の恐ろしさを感じながら溶け込もうと修業した人々。西行さんと明恵さんがやったことは、結果的には全然違う。しかし私は、やはりこのふたりに強く惹かれる。電車に乗って、パソコンを操作しながら、じっと耳をそばだてて、地球や宇宙の声を聴きたい。森の中からにょろっと出てきたのが、たまたま作品でありたいと強く思う。
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