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2012年10月

安全性と注意力

 日本では、商品の安全性がどんどん向上している。倒れてもお湯がこぼれないポットやスポンジでできた積木などあたりまえのように売っている。たぶんそれは正しいあり方なのだろう。しかし、自分がラオスの田舎、特にジャングルを歩く時の注意力の無さ、対処能力の無さは、生きる力そのものが低いのではないか?とさえ思ってしまう。

以前、9歳の男の子とふたりきりで小舟で川を遡上している最中に、嵐に見舞われたことがある。舟を操っていたのは、もちろんこどもの方で、私は乗っていただけ。嵐が到達する前から、状況を察知し、周囲を確認しつつ、無能なおばはんを守りながら、彼は舟ごと安全な場所に避難させた。私は今でもまだ声変わりしていないトーンの高い声で次々に指示を出す彼の声が耳に残っている。彼の判断力と行動力にずいぶん驚いたものだったが、向こうは、大人のくせに嵐の前兆さえ見逃してしまう私に「信じられない!!」と言った。
 食べ物などでも、自分の視覚と臭覚を駆使して安全性を確認できるラオスの人々。森に実っている果物でさえ、どれがどの程度熟れていて安全で、おいしいのか判断できなくなっている私。

安全性は大切だが、自分自身の生きる力を発揮させる機会も、必要なんじゃないかなあ・・

函館地球祭り

第8回 地球まつり  世界の文化が函館に集結!!
函館を拠点として、国際交流・国際協力活動をしているNGO/NPOが一斉に集まる「地球まつり」
食べて良し・見て良しの11月3日。 是非お越しください。
 日時:2012年11月3日  10:00~15:00   入場無料!
 場所:函館市青年センター
 内容:日本語スピーチ発表会:10:15~11:45
          レストラン:11:00~14:00  中華料理・フィリピン料理・アフリカ料理
          ラオスの人形劇:11:15~12:00
     ステーシ゛イヘ゛ント:12:30~15:00  アフリカの音楽・アルゼンチンタンゴ・ジャズ・手回しオルガン
     世界雑貨・食品販売、民族衣装トライ、パネル展示    

※駐車場に限りがありますで、公共交通機関でお越しください!
企画・運営:地球まつり実行委員会  Tel:0138-22-0770 Fax:0138-22-0660            

20121103chikyu

むやみに山を歩く。

 ラオスに半年、国内旅2ヶ月半していないと欲求不満になってあばれたくなる。そこでひまがあるとむやみやたらと山道を歩く。
中央線沿線に住んでいるので、下りに乗っていれば、けっこうすぐ山につく。ラオスのジャングルと違って、20121005120057_deco_1 標識もしっかりしているし、蛇が落ちてくることもない。人里から離れたところにある一軒家で、楽しいオブジェ作品を見つけた。

自然の中からでてくるイマジネーションってなんだかつながっているなあ・・とても個性的なんだけど、なぜかラオスのオブジェたちを思い出す。

20121005132215_deco

ガラにもなく経済の話

ラオスの田舎には、美しい手工芸品がたくさん残っている。最近、それらが日本でも話題になり、大手企業の進出がはじまった。しかし田舎の手作り品は、手間がかかる上に、同じ規格品を大量に生産するには全く向いていない。そこで技術力の高い日本は、さまざまな方法を編み出して、それらをマニュアルとオートメーションの世界に持ってくる。地方都市にしっかりした工場を建てて、大量生産を始める。するとどうなるか・・・田舎の本当の手作りは消滅する。いままでそれで暮らしていた人たちは、食いあぶれるか、町のオートメーションの一員になって誇りを失う。そんなケースがここでも、あそこでも・・と聞こえてくる。怒りが込み上げてくる。しかし、感情的になってはいけない。市場の原理というものを考えると、良いものを見つけた。→売りたい→たくさん売りたい→安くたくさん作るにはどうしたらよいか?と考え、競争することが市場である。村の人たちも、工夫はたくさんしている。少しづつでも、早く作れるように、しっかり作れるように日々工夫が施される。伝統芸能でもそうだが、今に生きていなければ、自動的にすたれてしまう。村の工夫はよいが、企業の工夫はダメだ。というわけにはいかない。納得できないけど・・

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