楽しかった!
本日はせんがわ劇場で、バリのグンデルワヤンという楽器奏でるガムランと共演。なぜだかとっても深くつながるのです。
そのあと、せんがわ人形演劇フェスティバルのパレードに突然参加。ちゃんと自分の意思で参加したんですけど・・・グンデルのコンサートでエネルギーを使い果たしたらしく、ヤシの実坊主、音にあわせてズルズル歩いているだけ・・ヤシの実くんは、寒いのは苦手!!って、まじめにやらんか!!
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本日はせんがわ劇場で、バリのグンデルワヤンという楽器奏でるガムランと共演。なぜだかとっても深くつながるのです。
そのあと、せんがわ人形演劇フェスティバルのパレードに突然参加。ちゃんと自分の意思で参加したんですけど・・・グンデルのコンサートでエネルギーを使い果たしたらしく、ヤシの実坊主、音にあわせてズルズル歩いているだけ・・ヤシの実くんは、寒いのは苦手!!って、まじめにやらんか!!
バリのガムラン、グンデルワヤンのパドマさんとリハーサル。ひさしぶりに音を聴くと、突然ふふふふふ・・と笑いがこみ上がってきて、突然ヤシの実が踊り出す
あとから練習風景写真を見て笑ってしまった。なにが、そんなにふふふふ・・なのかというと、段取り説明ほとんどなし、打ち合わせ、解釈ほとんどなしなのに、パドマのおふたり、それにあさぬまが、微妙な気配に反応しあい、突然滝が落下するように変化したり、自分でも予測しなかった動きが発生したりする。そのディープなアジア的無計画、即興的ダイナミズムがなんともたまらん!!・・・にもかかわらず、写真をみると、それぞれ自分に没頭しているように見えるのが面白い。自分なんかとっくにぶっとんで、そこには次々に展開するグンデルワヤン奏でる音空間が存在するのにです。
これは完全に三位一体のアンサンブル。
公演案内のページにくわしい情報が掲載されています。お時間のある方は、ぜひお越しください。
インドシナ半島は、歴史も地理もむちゃくちゃ面白く、旅している場所なので、ますます面白いが、永い間疑問に思っていたことがある。なぜ「インドシナ」なのか?
西暦が始まって間もないころから1000年ほど、まだ世界に動力が無い頃に、帆船を駆使して、インドと中国は盛んに交易をしていた。しかし、帆船というのは風まかせ。自由自在というわけにはいかない。その途中にあるのが、インドシナなのだ。帆船は風待ちをするために長ければ半年以上も港で待つ。またはマレー半島を横断して、対岸に渡る。なんとか安全に、少しでも早く、大量の荷をさまざまな風土、文化を通過しながら運ぶ。このダイナミックな動きが、文明をつくりだし、ボロブドールやアンコールワットにつながってゆく。勉強というものは、昔から嫌いだが、これらはあまりの面白さ、ダイナミズムに、はまり出したら止まらない。ラオスもカンボジアも、文化において今でもインド発祥のラーマヤーナ物語に強い影響を受けている。さらにそれを身体であびてパフォーマンスを作っている私は、この広漠とした広がりに目が眩むばかり。
いつも河に惹かれて生きてきた。ラオスに強く興味を持ったのも、大河メコンの存在が大きかった。
生まれ故郷は、目の前に海があったが、なぜか海に流れる小さな川にそって、考え事をしながらいつもいつも歩いていた。
日本の川のなかで、一度は出会いたいと思っていた川こそ四万十川だ。最後の清流と言われている。
約1週間の四国上演ツアー。毎日、移動して、準備して、上演して片づけて、移動する。でも私は、観光よりもそちらの方がずっと充実しているし、今回は小学生だったが、お客様との一期一会の出会いは、大きなエネルギーとなる。そんな中、朝早く出発前の短い時間、四万十川を眺める。観光を目的としたナイスビューなホテルからの眺めは、おすましした感じだった。きっとこの川と深くかかわりながら生きている動物、人々、植物があるのだろうな・・と興味深く思う。