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2013年3月

花狂い

桜満開。好きな花はたくさんあるが、特にさくらが一番というわけでもない。一緒に花見をした友人は「ソメイヨシノは白すぎていまいち好きではない」と言っていた。しかし、桜は咲き乱れる。いちめんの桜に囲まれていると、やはり物狂おしい気持ちとやすらかな気持ち、どちらも押し寄せてくる。Img_2402

いままででいちばん美しいと思った花畑は、ラオスで見たケシの花畑だった。アヘン用のケシは美しい!!

ラオスの人はみんな花が好きだが、なぜか日本のさくらに格別の憧れをもっている。何人もの友人がメールして聞いてくる。「サクラ サイタカ?」やはり、さくらが咲き乱れる1週間は美しい。

かけこみピクニック

突然、春爛漫
 明日はカンボジアに出発するというkaeru さんとバイトに追われるわたくし。それでも息せき切って落ち合い、一瞬で酔っぱらい春を満喫する。

東京よりずっとずっと自然にかこまれてくらしているのに、ラオスの人々はピクニックが大好き。お百姓は、仏日という仏教の教えに従った休養日があるが、Img_2396そんな日、 とうちゃんは「さあ、今日はピクニックだ」という。
弁当を持って出かけるのは、なんのことはない。いつも働いている畑。しかし、木陰に入ると、川が流れ、遠くに山々を望み、鳥やサルの影も見える。昼間からお酒を飲んで、歌を歌う。興が乗れば、踊り、楽器を演奏する。ときどきしかやさしくない自然が垣間見せる美しい時間。かれらは、それをすくい取り、すべてを忘れて今、森羅万象のなかで、生物が生きていることの幸せをかみしめる。Img_2398

春はここでもそんな時間をつくることができる。ラオスゴザの上でごろごろしていると、知らない犬がやってきて、突然いっしょにごろごろした。

写真はkaeruさん

お供物と芸能

この写真は、先日パドマさんと共演した時、舞台上にあったお供物(photokaeru)
_1 上演後、「あの小道具、どこで使うつもりなのかと気になりました。」というお客様が多かった。アジアの芸能では、お供物は小道具ではなく、芸能をささげる天にむかってあります。

ラオスでは様々な儀礼があり、それが芸能と結びついている場合も多い。でも、日本人の感覚とはちょっと違う感じでお供物が存在していて、興味深い心の在り方だ。
ある村の儀礼でまさに祝詞をあげている最中に、5歳のワルガキが風のように乱入して、お供物のまんじゅうをすべてかっさらって風のように消えた。一瞬・・間・・そのあと全員が「ぎゃははは」と笑った。そしてだれもがなにごともなかったように続きが始まった。あとから床下にかくれてまんじゅうを食っていたガキが(なんと彼は、数多い自分の兄弟全部に分け与えていた)おこられたということもない。Img_1919

お供物も儀礼も「厳粛」という日本の感覚から少しだけ離れたところにある。でも、心や想いや大切さはいつでもいっぱいある。それがとても好きだ。舞台の上で「お供物どろぼう」を演じるとき、あのときのワルガキが乗り移ってくるような気がする。小さなできごとだったけれど、とても不思議で、それから深く知ることになるきっかけだった。まだまだわからないことも多いし、文章では説明できないお供物への想い。

こちらのお供物は、ラオスの田舎の簡単ヴァージョン。

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