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お供物と芸能

この写真は、先日パドマさんと共演した時、舞台上にあったお供物(photokaeru)
_1 上演後、「あの小道具、どこで使うつもりなのかと気になりました。」というお客様が多かった。アジアの芸能では、お供物は小道具ではなく、芸能をささげる天にむかってあります。

ラオスでは様々な儀礼があり、それが芸能と結びついている場合も多い。でも、日本人の感覚とはちょっと違う感じでお供物が存在していて、興味深い心の在り方だ。
ある村の儀礼でまさに祝詞をあげている最中に、5歳のワルガキが風のように乱入して、お供物のまんじゅうをすべてかっさらって風のように消えた。一瞬・・間・・そのあと全員が「ぎゃははは」と笑った。そしてだれもがなにごともなかったように続きが始まった。あとから床下にかくれてまんじゅうを食っていたガキが(なんと彼は、数多い自分の兄弟全部に分け与えていた)おこられたということもない。Img_1919

お供物も儀礼も「厳粛」という日本の感覚から少しだけ離れたところにある。でも、心や想いや大切さはいつでもいっぱいある。それがとても好きだ。舞台の上で「お供物どろぼう」を演じるとき、あのときのワルガキが乗り移ってくるような気がする。小さなできごとだったけれど、とても不思議で、それから深く知ることになるきっかけだった。まだまだわからないことも多いし、文章では説明できないお供物への想い。

こちらのお供物は、ラオスの田舎の簡単ヴァージョン。

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