世代は変わる。
某NGO主催ラオス正月パーティー。そこでひたすらラオス料理を作るのが恒例になっている。最終味付けはラオスから来た留学生の方々・・のはずだった。来たばかりの留学生君たちの包丁さばきをみて、しばし目をぱちくりするワタクシ。経験の無さが顕著である。
親しくしているラオス人は30代前半が多い。彼らは男性でも家事全般、調理だけではなく、乳幼児の世話から掃除まで、私よりずっとうまい。トーは首都生まれだが、田舎に仕事に行って食堂などなくても、森から食べられる食品を多数調達してきて、野原で火をおこし、調理道具などなくてもメシをつくってくれる。凝り性のケオなど、落ちていたトタンを川で洗って、どこからか調達してきた卵(いったい何のたまごだろう?)と森の植物でゴージャス野点オムレツを作ってしまった事がある。昨日会った留学生君たちは、かれらと10歳程度しか年齢が違わない。その間にラオスは急激な経済成長を遂げた。ネックはこれ。経済成長は、サバイバル能力を奪う。かぼちゃの皮がむけなくて苦心惨憺している若いラオス人たちをみながら感慨深いおばさまでありました。