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祭りと命

道楽といわれようが知っちゃいないが、様々なラオス文化研究会に参加し、専門家のお話を聞くことが多い。先日は数多いお祭りの中でも、人々が熱狂するボートレースについてのお話。ほとんどが農民だったラオスで、河の水の増減は人々のくらしや命に直接かかわっていた。その河の神、龍さまに移動を願うため、その移動コースで舟を競争させ、龍さまにも移動してもらおうというのがもともとの目的。興味深いお話をうかがいながら、突然自分の身体によみがえってきたことがあった。生まれ故郷三陸では、引き舟といって普段操業している漁船たちが、持っている大漁旗で目いっぱい飾り付け、やはり海神を移動させるお祭りがあった。私が幼いころ、その祭りは観光や地域おこしのためではなく、漁師のおじさんたちによってほんとに真面目に行われていた。小さい私は、その迫力や人々の願いを全身で受け止めていた。かなり小さい時なのだが、その意味も、目的もその迫力から身体に刻みこんでいたのだ。祭りの力ということを、改めて思い出した。

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