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2014年5月

ラオスフェスティバル

東京でラオスフェスティバルがある。とても多くの日本の団体がかかわっていてびっくりする。ラオスの田舎で畑を耕しているとうちゃんとかあちゃんはまさかこんなことがあろうとは夢にも思わないだろうなあ・・とへんな感慨にふけるわたくし

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イメージの力

 国立新美術館にイメージの力という展示を観にゆく。Poi_image_2

人は古代から、見えないものを表現したいと考えていた。理論が立ち上がる前にまずイメージがあった。各地に残るイメージはどれも力強い。しかし、自分自身そうだが、自然や精霊などとらえにくいものをイメージするとき、なぜか目や口がある。それなのに全体のバランスは巨大な顔だったり、異常に長い胴だったりありえないバランスのものに強く惹かれてゆく。特にアジアやアフリカ、先住民族と言われる人々はそれが多い様な気がする。マスクなどをみていても、バランスの整ったものより、なんじゃこりゃという造形のものに反応してしまう自分がいる。なぜかなあ?

 

ハンモックが必要なわけ

ラオスにはハンモックが至る所にあり、私はハンモックが大好きだ。カオニャオスタジオのハンモックなど、私が下りてこなくて稽古にならず、おこったトーによって撤去されたほどだ。最近、熱帯の大自然の中で安全に眠るために、人類がいかに苦労したか・・という本を読み、目が覚める。ジャングル地帯の地面には、毒蛇、サソリ、それ以外でも様々なアブナイ生物がたくさん生息している。人間は、安全のために、なるべく地面から遠くで眠る必要があった。熱帯地方に高床の家が多かった理由もその一つだ。最近、大自然の中で、少ない機器を駆使して、人が人らしく生きるために生まれた様々な文化に触れる機会が多く、その原初の生命力に感動することが多い。

GWは食べ過ぎ

GW中、ずっと食べまくっていた。最後は友人宅で極めつけ、Img_3595 今ついたばかりの富山湾直送ホタルイカの刺身、カニのスパゲティーなど・・

GW終了と同時にすべての服がきつい・・

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説明

自分のパフォーマンスについて、ラオスの劇団カオニャオのパフォーマンスについてコンセプトとかメッセージの説明を求められることが年々増えてきている。自分について言えば、目指しているところははっきりある。しかし、それを口で説明できるものなら、汗かいてパフォーマンスする意味がない。このような考え方は尊大だといわれる。説明を拒否しているのではなく、説明できないのだ。目指す方向がばっちりうまく表現できているとは全く思わない。常にそれに向かっているのに、行きつかない。だから説明を求められるのかもしれない。

特にラオスと深くかかわっているので、「貧困」とか「戦争」に関して表現している、または表現しろと言われることも多い。それらが存在したことは事実で、文化がその影響を強く受け、そのまた影響を受け続ける私がいることも確かなことだ。しかし、私は説明者ではない。もっと普遍的な表現に向かいたいと思う。たいそうな話ではない。ラオスの多くのアーティストたちのように、生きているまんま、というのが好きだ。Img_3593

新緑の小石川後楽園で春爛漫の中、そんなことを考えていた。

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