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2014年8月

お寺またはパチンコ店

最近ミャンマーから帰ってきたトーは、当地で由緒あるお寺にしっかりお参りできたことで、精神的にいけいけである。彼が敬虔な仏教徒で、それが豊かさの一因になっていることは認める。しかし、東南アジアの寺院のキンキラ派手派手さにどうも落ち着かない。10610943_761281850602341_1166130008


右写真が、トーが大感激したマンダレーのお寺。文化というのは、それぞれだ。ラオスでのある日、数あるトーさまご推薦ありがたいお寺にトー一家と出かけた。そのお寺の御本尊像は頭に後光をもっていらっしゃるわけだが、それが電気仕掛けのチャンスオペレーションだった。チャンスオペというのは、電動ルーレット。チカチカ光る丸い中を電気がチャカポコゲーム音をだしながらめぐり、ときどきジャジャーンとどっかに止まる。すると大当たり~というわけで音も光も一時ド派手になり、またチャカポコというくりかえし。日本では大きなゲームセンターまたはパチンコ店にある。そばに大きなドラがおいてあり、拝む時は、ドラも鳴らす。チャカポコジャジャ~ン、グワ~ングワ~ン。頭が割れそうになって外に出ると一家は晴れ晴れした顔で言った「どう気持が洗われたでしょ?」世界はまだまだ広いのだ。と思うのはそういう時。

日本の細かい規律

 知り合いのラオス人留学生が、一時帰国することになった。彼女は、喜びというよりほっとしていた。あまりにも明らかだったので考える。私はもちろんだが、JICAのようなお堅い仕事でラオスに滞在した方もしばらくぶりで日本、特に東京に帰ると「なんだか息苦しい」と感じるらしい。東京は、せせこましい上に、細かなルールで物事が動いている。新宿駅の前で空を眺めて口をあけて笑っている人はいない。いきなりゴザを敷いて庭でとれたばかりのトウモロコシを売るおばあさんもいないし、それを買って、その場で食べはじめる人もいない。みんなが目的をもってそれに向かって動いている。それだから世界有数安全で、正確で、生産的でいられるのだ。それは理解できる。

 

日本でラオス劇団のアテンドをすると一日中オニのように怒っている。「あ、そこでそれしちゃだめ!」「とっとと移動して!!」マジでいつも3Kgはやせる。しかし、毎月のように海外で仕事をしているトーが昨日スカイプで言った。「わたしも海外が多いですから最近はしゃんとしています。」あんまりしゃんとしなくていいと思う。

a.la.ALA.Live「アラライ秋祭り」

ライブに参加します。詳しい情報は  

URLhttp://ticket.corich.jp/apply/58222/004/

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はるかな山並み

イイダ人形劇フェスタでは、さまざまなところで上演させていただくことができた。会場によって雰囲気が違い、作品もいろいろ多様で、かなりハードなスケジュールだったにもかかわらず、気持ちがいつも落ち着いていた。理由は、いつも遠くに山並みが見えたことも大きな原因だったと思う。朝や雨の後は、山にかかった雲が美しく流れていったImg_3645

さすがに由緒ある歴史の長いフェスタなので、市民のみなさんはみんなクロウトのような動きをする。多くのみなさん、ありがとうございました。Img_3646

ましゅ&KEIさんと3人でガッツリ組んで作った作品は、始めたばかりでまだまだこれからという感じだが、上演しながらきゃ~と叫びたくなるほど楽しかった。

夏真っ盛り

夏真っ盛り。地元商店街は名物七夕祭りの準備で忙しい。いつもこの時期、どこかのフェスティバルの出演していて、いたためしがないけど・・Img_3640_2


毎年、この時期になると思う。熱帯ラオスでクーラーなし状態で一日中リハーサルをしたり、上演をして熱中症になったり、夏バテしたことがない。なんで日本にいると、アブナイ感じになるのか?トーが東京で夏バテしたことがあるので、これは絶対、東京の過ごし方にある。

彼らは水をあまり冷やさずに大量に飲む。最近はクーラー設置の家も多くなってきたが、少なくとも私の周辺は、めったやたらにクーラーをかけない。そして日差しの強い時間は、あまり舗装道路を歩かず、歩いてもノタノタ歩く。暑いものは、暑いのでうんざりするし、文句もいうが、やはり暑い場合の過ごし方というのがあるのだ。明日から大道芸も含めた仕事が続く。ラオスの日々を思い出しながら過ごそうと思う。

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