デングとわたくし
デングで大騒ぎである。いままで20年以上開発途上国の山奥ばかりうろうろしていて、デングにかかったことがない。しかし、私と同行した方々は、かなり高い確率でデングに罹患している。一度など、ヴィエンチャンのカオニャオスタジオで夏休み中の中学生を集めてパントマイムワークショップをすると1週間後に参加者全員がデングになったということまである。感染源は自分なのではないか?さえ思った。しかし、やはりマラリアというもっと恐ろしい感染症がまだまだあり、名前さえつけられていない不明の感染症があるのをこの目で見た。弟分は、本人、妻、義理の弟が原因不明の感染症で亡くなっている。それでもアフリカに比べると、まだ安全だ。という話をよく聞く。アフリカで働いたことのある方々はほとんどの方がマラリアを持っている。
ところで大騒ぎの日本で、専門家の方々が言っていないことで??と思うことがあるのです。日本の売薬はピリン系のものが多い。デングになると頭痛がするのでバファリンとか飲んでしまうのではないか?デングのラオス語直訳すると「出血熱」である。出血性の感染症でピリン系の薬を飲むと悪化する。わたしはラオスで体調を壊すたびに親戚にパラ(パラセタモール)しか飲んではいけない。といわれる。ラオス人はピリン系の薬を飲まない。
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