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尊称

 

日本では、ビジネスがらみで人を呼ぶことが多くなるので、名字で呼ぶのがふつう。しかし、岩手県に生まれた私は幼い頃、周りの人々が「ねえさま」とか「にいさま」と普通に呼び合っていたのを知っている。ラオスでは、いまでもそうです。

で、23歳年下のトーがいきなり「妹よ!」と呼びかけてきたら、それは頼みごとに決まっている。今回も、韓国に象の糞を作って持ってこいというお願い。いやだ!といったら、尊称が「ばばあ」に変わる。ぐだぐだ文句を言って、結局引き受けたので、妹のままだ。
ラオスの居候先の甥5歳が、私を「ねえさん」と呼んだら、周りの大人たちが「失礼でしょ、おばあさんと呼びなさい」と言った。なんじゃそれ・・でも、歳の差から鑑みるに、それは妥当な選択ともいえる。雲助バイクタクシーに乗る時、少しでも安く乗りたかったら、運ちゃんがどんなヨボヨボで小汚いじじいでもちょっとだけ甘い声で「にいさ~ん」と呼ぶことにしている。呼び方で立場が変わるのは、外国人としてはとても面白い。でも、ラオス人同士では、死活問題なので、たいへんめんどうなそうです。

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