韓国2 韓国とラオス
ラオスチームの一員として国際フェスに参加していると、それぞれの文化の違いが良くわかる。日本として参加してしまうと、自分のことで精いっぱいになってしまいあんがい良く見えないものだ。
今回、町中様々な場所を移動しながらのパフォーマンス。韓国スタッフに先導してもらって私服で町を歩いていると2分もしないうちにスタッフとラオスメンバーの間に20mほどの距離ができてしまう。初めは我慢している韓国スタッフ、とうとう小声で中間人の私に言う。「もうちょっと早く歩くように言ってくださいませんか?」そうです。本番前であろうがラオス人はゆっくりしか歩かない。本番直前準備もとろとろやっているように見える。スタッフはいらつくが、実はどこのチームより早く準備が完了する。動きも、考えていることもシンプルなので、決着は早いのだ。それ以外にも山ほど違いが激突する。カオニャオが日本に来た時は、ずっとオニババのようになって怒鳴りつづける自分だが、韓国だと、面白がっているたいへん無責任なワタクシ。でも、文化の激突って、乗り越えて創作が生まれるとき、思いがけない強い力が発生するとても刺激的で楽しい瞬間なのだ。
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