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2015年11月

紅葉の中で

ラオスの荒々しい自然と、それと共に生きている人々から学び、インスパイアされて表現の道を探ってきた。日本にいることが多くなり、ラオスも開発され続け、探し続けている自然と対峙するモノと身体ということがわからなくってくる。いままでもわかったことなどないけど・・Img_4213


かれらが初めて来日した2005年、23歳だったトーが井の頭公園の美しい木々の中で言った「みんなみんな同じ木。とっても健康な・・でも同じ木」日本の公園の自然は美しい。人々の心を慰める。私も公園に行かずにはいられない。しかし、ラオスで恐ろしい森に出会った。恐ろしさの中に圧倒的な豊かな恵みもあった。整備された木々たち。でも、彼らも必死で生きている自然なのだ。・・・などと、紅葉をみながらじっとたたずむわたくし

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あまりの多忙。自分が主催する大きなフェスティバルの準備がままならないトーさまは「たそがれてんじゃね~~よ!!」とたいへんお怒りになり、なぜか昨夜は大喧嘩になる。

夜の世界

 ラオスの相方、トー一家が日ラオ合作映画に重要な役柄で出演中である。特に息子ニットは映画のキーパーソンとなる。トーは映画を含め、3つの仕事を同時進行しているため、頭が爆裂中で話が混線するため、息子と話す。

「監督さんもカメラさんも、夜の闇の中で世界がすっかりかわってしまうことを経験したことがなかったのかなあ?とても困っているよ。」とのこと。

私は、映画のことは何もわからない。だからなにも正確には言えないが、電気が存在しない場所の夜は、世界がガラッと変わることは驚愕しながら何度も体験した。植物も、けものも昼の世界とはちがう動きをする。ほとんど活動時間が夜のけものはたくさんいるわけで昼はシーンと静まり返っている森がにわかに騒ぎ出し、けものたちは鳴きかわし、木々や植物はざわざわと音を立てる。それに加えて、月の光。真っ暗闇の場所では、月齢がどれだけか?によって様相は一変する。満月の日に晴れていたら、月はまぶしすぎ、あたりのようすは暗闇に慣れた目をもったものたちにとって、あからさまに見えすぎる。よく一晩中起きて、夜の闇を観ていたものだった。朝、ある瞬間、突然空気が変わる。それはたぶん3:00ころ。けものたちはピタッと動きを止め、いちばん鳥が高らかに第一声を闇に放つ。起きてその場にいると、かならずホッとしてため息を漏らす。夜との緊張関係が終わるのだ。

Photo

映画主演の日本人俳優とニット

秋の大道芸

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チカパンといっしょに秋の公園でまったり大道芸

ゆるやかなお日さまが暖かく楽しかった。秋は心がシーンとなる季節。毎年、自分の表現方法を悩む季節でもある。永遠に終着点は見えてこない。

トーのパパが、ときどき「樹や風や、水や魚やけものが、生き生きするのがいいなあ。」と言う。わたしの目標もそこにあるんだけど、すごく難しい。

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