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夜の世界

 ラオスの相方、トー一家が日ラオ合作映画に重要な役柄で出演中である。特に息子ニットは映画のキーパーソンとなる。トーは映画を含め、3つの仕事を同時進行しているため、頭が爆裂中で話が混線するため、息子と話す。

「監督さんもカメラさんも、夜の闇の中で世界がすっかりかわってしまうことを経験したことがなかったのかなあ?とても困っているよ。」とのこと。

私は、映画のことは何もわからない。だからなにも正確には言えないが、電気が存在しない場所の夜は、世界がガラッと変わることは驚愕しながら何度も体験した。植物も、けものも昼の世界とはちがう動きをする。ほとんど活動時間が夜のけものはたくさんいるわけで昼はシーンと静まり返っている森がにわかに騒ぎ出し、けものたちは鳴きかわし、木々や植物はざわざわと音を立てる。それに加えて、月の光。真っ暗闇の場所では、月齢がどれだけか?によって様相は一変する。満月の日に晴れていたら、月はまぶしすぎ、あたりのようすは暗闇に慣れた目をもったものたちにとって、あからさまに見えすぎる。よく一晩中起きて、夜の闇を観ていたものだった。朝、ある瞬間、突然空気が変わる。それはたぶん3:00ころ。けものたちはピタッと動きを止め、いちばん鳥が高らかに第一声を闇に放つ。起きてその場にいると、かならずホッとしてため息を漏らす。夜との緊張関係が終わるのだ。

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映画主演の日本人俳優とニット

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