未定の予定

数日後、ラオスの地方で某日本の方と待ち合わせをしている。向こうは、そこまでの航空券を日本で買ったので、ぴったりその時間に私と落ち合い分刻みで仕事が進むものと思ってプランを考えた。

　そんなこと絶対無理。そもそもその時間に飛行機がそこに到着するかどうかも未定だし、私が到着できるかどうかも怪しいし・・というと「ええええ～～～！！」と驚嘆。日本に慣れてしまうとそれが当たり前だと思ってしまうけど、実は世界中、予定通りに動いている所なんてほんの一握りなのではないかな？

　栗コーダーカルテットさんとの日本ツアー中、次々に新幹線等乗り継いで、時間通りに劇団カオニャオをひきまわす私に「そんな生き方したらすぐ死んじゃうよ。」といったメンバー。それも確かに疲れるけど、予定が全くたたないノープランで動くことも慣れない日本人にはドキドキものなのだよ。

小さな旅

個人的に、関西でとても好きな旅のコースがある。それはJR湖西線と民族学博物館。湖西線は近江だし、博物館は吹田市だし・・全然関係ない。だから個人的にです。

湖西線は、たぶん４年ぶり。空はどんより曇っていたが、昔々の日本に想いをはせながら、ゆるゆると走った。

民博は今年二度目、しかし自分がイベントにかかわっていると、なかなかゆっくり展示室を見学できない。今回は、ほぼ丸一日かけて見学。アジアの様々な場所で、さまざまな人たちとかかわって仕事をすると、民族の移動ということが気になってくる。それらはほとんどの場合、生きるために移動せざる得なかったのだが、それが大きな潮流となってさまざまな文化が生まれる。

しかし、何度訪れても関西の地図は頭に入らん。