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カムクンという青年

彼は21歳、生まれた時から耳が聞こえない。ラオスのろうあの方への福祉行政はないに等しいものだ。彼もほんの数年、小学校に通っただけだ。Img_5073 しかし、彼は劇団カオニャオのベストメンバーに選ばれた。おそろしく勘の良い彼は、ジェスチャーだけでみんなとコミュケーションをする。他のベストメンバー3人はいずれも彼より15歳以上年齢が上でキャリアも長い。表現力においてやはりまだまだの彼に大変厳しい。しかし彼の努力たるや並みではない。いつでもどこでも練習している。その上3人の兄さんたちは、バシバシ彼を使いっ走りに使う。子ネズミのようによくもまあ走り回る彼であるが十分したたかで、昼ごはんを買ってくるように頼んだら、全然もどってこず、私と兄さんたちは、すきっ腹をかかえて待ちぼうけ・・ずいぶんたってからろうあの友達を8人も連れて戻ってきた。にこにこしながら「彼らにも訓練してよ。みんなやりたいんだ!」とジェスチャーでアピール。自分の主張はきっちり表現する。なんて生き生きと生きているんだろう・・数日いっしょにいただけで目を見張ってしまう。

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