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ラオス2 再会

1995年、ラオスに3カ月滞在し、子どもたちに身体表現を教えていた。そのころラオスは、大変貧しく、教育は荒廃しきっていた。ある日、雇われていたNGOの依頼で山奥の学校に上演に行った。道路が無く、車では無理で、舟やバイクを乗り継いで5~6時間つらい旅をした。首都に帰って3日後、ほこりまみれのこじきが訪ねてきた。よく見ると訪ねた村の学校の先生。「子どもたちの顔をみたかい?自分もあ~いうことをしたい。」という。ちょうど紙芝居の先生がワークショップを開いていたので参加してもらった。村には紙もマジックペンもない。それらをもらって帰って行った。Img_5283_2  1年後、気になって村に行った。すると母ちゃんの腰巻でつくった幕がかかったけこみができており、ひっかりながら幕が開くと、紙とマジックだけでつくった人形が上演をした。それでも子どもたちは、かぶりついて同じ演目を毎日見ていた。

 そして今回、トーが交流したい村がある。というので何も知らず車に乗った。たいして苦もなく1時間半でついた村。そこが前述の村だった。あれから20年以上、先生はずっとずっとこどもたちに表現教育をし続けた。山奥の小さな村。しかし、この村出身のこどもたちは、みんな唄か、踊りか、語りか、人形劇ができる。たった一人の芸能好きな先生が教えた数々の子どもたち。お金もモノもない村に10年ほど前にトー親子が指導に来て以来、人形は村の廃材でつくられるようになった。先生は教師こそ引退したが、いまでもこどもたちに表現活動を教えている。

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