生と死を考える月間
トーのふたりの息子が15才と16才の誕生日を迎えた。父と母の感想はこの歳まで生きていてくれてありがたい。であり、この歳で父母に食わしてもらってのらくら学校に通えていい時代になったな。だった。たしかに・・私が知っている90年代のラオスはたくさんの子どもたちが15歳前に亡くなった。そのころはたくさん産んで半分以上生き残ったら恩の字的な感覚だった。現在40才の親せきの弟は、幼いときマラリアに感染し、それを看病してくれた姉が12才でマラリアで亡くなった。そのあとずっと姉の魂を背負って生きているといつも言う。またそのころは10才を過ぎたらみんな働き手だった。親元を離れて街に出て工場勤務をする子供も多かった。だからだれでも死を当たり前のことと考え、今日を生きている自分をありがたいと考えていた。もう一度、あの時の衝撃を思い出したい。
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