« 千曲川 | トップページ | ホーチミン・ルート »

戦争という犯罪

 インドシナ半島でおこった戦争(ベトナム戦争を中心に)は過去のことだ。しかしいまだに不明な点がたくさん存在する。この本は現在判明している事実だけを検討した硬い内容の本だ。出版元である「めこん」社長に本をいただいたとき 私なんかに読めるかな?と思った。しかし読み始めると一気にはまった。アメリカのあまりに身勝手、自国の威信などのために爆撃され、闊達な経済力で一部勢力だけが買収され、都合が悪くなると切り捨てられ、多数の犠牲者がでるのは乗り込まれ干渉された弱い国だ。概略は知っていた。しかしジャングルの中で行われたさまざまな侵略や陰謀の真実、どこでだれが何のためにおこなったかは、40年以上たっている現在でもまだ正確にはわからない。だからアメリカは今でも後始末をしていないし、その後アフガニスタンやイラクで同じことをやっている。そしてやはり多大な犠牲を払いながら最後はうやむやになっている。現在ウクライナ侵攻でロシアが世界中に非難されているが、アメリカはもっと理不尽で残酷なことをインドシナで展開していた。しかしアメリカ側の友好国である日本では真実などぜんぜん報道されていない。Img_20220418_103250

« 千曲川 | トップページ | ホーチミン・ルート »

メコンの木霊(日記)」カテゴリの記事

プロフィール

無料ブログはココログ