野生
昨今 辺境の民族や彼らの儀礼をとりあげた映画がやたら多く、フィクションだけどヒット中の「シンウルトラマン」にもレヴィ・ストロースの「野生の思考」が出てくるらしい。(見ていないからどのように出るのかわからないが)ドキュメンタリー的映画では、パンフレットなどに著名人がやたら「私たちが忘れてしまった野生を今こそ取り戻すべきだ」的なメッセージが乱立。しかし、危険もにおいもない興味深いところだけ(中には都合の良い所だけ)撮りの作品でそれを言うのは危険である。私は思う。一番の違いは、「死生観」と「殺」に関する思考だ。常に死をまじかに感じ、常になにかを殺さなければ生活が成り立たない人々の死生観を我々が受け入れるには高いハードルがある。
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