熱帯
東京は毎日暑い。前にも書いたが熱帯ラオス出身トーが来日中に熱射病になりお互いにびっくりしたことがある。ラオスはもちろん暑い。しかし10数年前まで首都でもクーラーはほとんどなく舗装道路も限られていたのでそのころの暑さは、東京の真夏より楽だったのだ。クーラーのない昼、暑さでばてると長そでを着せられて森(つまりジャングル)に連れていかれた。はじめは冗談こくな!!と思った。しかし森の中はいつでも涼しかった。東京のこの容赦ない暑さは、コンクリートの照り返しや室外機の温風も大いに関係している。そして私はラオスで徹底的に水(必ずただの水)を飲み、徹底的に身体で汗をかくようにしつけられた。顔ではなく身体。衣類の中を大量の汗が流れるとあんがい熱射病にならない。熱帯の野外で毎日のように上演していたのだ。それでも元気だった。若かったんだよ・・といえばそれまでだけど。けれども身体はすぐになまる。コロナで2年半ラオスに行っていないし、夏にはクーラーにひたりきり・・もう顔ばかり汗まみれになる。