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もしかしたら今年中にラオスに行けるかもしれない。という話をするとトー夫妻が相次いで連絡してくる。嫁は、このメーカーの日焼け止め買ってきてね。トーはスケジュール帖と電話口で連呼。あの・・久しぶりに再会できるかもしれないってことはどうよ?は?とにかくスケジュール帖だってば・・若いころ、彼らのこの物欲第一主義に悩んだものだった。しかし、肌の弱い嫁はラオスで売っている日焼け止めでは荒れてしまうし、プロデューサー業のトーはスケジュール管理が大切なのにラオスにスケジュール帖はない。私達日本では、たとえ経済的に弱くても良質な必需品を簡単に手に入れることができる。彼らにとって必需品が来る=私が行くことなのだ。長い間に理解したことなので、ここでうまく説明することはできない。しかし、ラオスの人々ほど温かく迎えてくれる人はいない。ただ愛より先に生きてゆくための物欲が正直にあるだけなのだ。今はそれがとてもいとおしい。
バイトで企業健康診断の看護師をしている。最近、あちこちで起こる騒ぎの話。健康診断なので、服を脱ぐ必要が生じる。今までは厳密に生物的性別で男女を分け、脱衣していただいていた。ところで最近、企業側から○○さんは性別女性ですが、男性と一緒でお願いします。またはその逆。ということがある。突然ですが、ラオスははじめから多様性が混沌とある国だった。その上、パートナー劇団のカオニャオシアターは、男女およびそのどちらでもない方、少数民族でラオス語がパーフェクトではない方、ろうあの方がいっしょに創作をしているので、もうたいへん。それにすっかり慣れている私は、その手の多様性には驚きもしない。しかし、スタッフはどどどどうしよ~と大慌て。確かに、成人女性が昨日まで成人男性だと認識していた方の前で下着一枚になるのは抵抗があるだろう。でも、お医者さんには性別を問わずだいじょうぶでしょう?まあ・・いろいろたいへんであることはわかる。
昨日、8月10日は64才の誕生日だった(まったくうれしくない!!) で・・忘れていた。が、夜寝ると鮮明な夢を見た。友と飲もうということになり居酒屋にはいる。するとそこにいる従業員はみんなゾウ。しかもカリカルチャーされたゾウではなくラオスのジャングルをうろうろしているリアルのらゾウさんたち。でも「へい、いらっしゃい!!」と口はきく。しかも日本語。席に着くと両手にのらゾウがのっそり立つ。そして「おまえな、今日誕生日だぜ。」というので、あっ!そうだ!と叫んで目を覚ました。前途多難・・