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近くの緑地サクラは6分咲き。2018年、日本の栗コーダーカルテットさんとの日本ツアー中、ラオス、ベトナム、ミャンマー、インドネシアのメンバーがいる中で1日だけあったoff日、どこに連れて行こうか?となった時「花見」と強硬に言い張るわたくし。みなさん???となる中、あまりの強硬な言い張りが勝って花見に決定。そしてこの東南アジアからきた方々は企画したわたしもびっくりなほどサクラに酔いしれた。ベトナムのミュージシャンなど泣いてしまって動けなくなった。なぜなのかわからないけれど、東南アジアの方々はみんな花がすごく好きだ。しかし熱帯アジアに咲く花はみんなキョーレツ。淡いピンクでポヤポヤ咲いてあっという間に散ってしまうサクラは彼らの心をわしづかみにする。
facebookを開けると、山を焼く映像が流れた。これはブログなどで書ける範囲ではない問題なのだ。ラオスの実家はずっと焼き畑で生活してきた。めったやたらに焼くわけではない。しっかりした計画性、めどがあって確定された範囲だけを焼く。焼き畑はいっさい農薬を使用しない。しかし、すべての国がそれを守っているわけではないため世界の動向としては焼き畑イコール「悪」である。実家は近くに中国ダムができて外国人の往来が多くなってしまったため、政府に突然焼き畑全面禁止を申し渡された。そして困窮した。村人は絶望しきっていた。そしてわが妹は断固として山に火を放ちfacebookに投稿した。すでに連絡網はすべて断ち切られている。実家に平地はない。焼き畑以外、農業を継続できないのだ。